ボランティアの行動や意思決定における心理学的見解とは?

ボランティアの行動や意思決定において、人の心理はどのように働くのか知りたいですよね。人は、心理的要因や行動者率などによって、行動や意思に影響を受けやすい傾向があります。ここでは、ボランティア行動における意思決定について詳しく解説していきます。

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ボランティアに関する行動や意思決定には、どのような心理が働くのでしょうか。そこには、いくつかの心理的要因や心理的制約要因、行動者率などが関係しています。他にも、人は、集団心理や自己愛などに影響を受けやすいといわれています。

ここでは、ボランティアへの考え方や心理的要因などから、行動と意思決定にどのような影響を及ぼすのかについて解説していきます。

ボランティア参加への心理的要因や行動・意思決定における見解について解説!

ボランティアへの心理的要因や行動、意思決定にはいくつかの要因が存在します。そもそも、ボランティアとは何なのでしょうか。

ボランティアとは?

ボランティアとは、無償かつ自分の意志で他人を支援することです。援助できる範囲を自分なりに理解し、状況によって周囲との協力が必要な場合もあります。「今の自分には何ができるのか」をしっかり理解しておくことが大切です。

ボランティアには、趣味や特技など活かせる場面も数多く存在します。新しく何かに挑戦したり、技術や知識を身につけたりする必要はありません。自分の好きなことをボランティア活動で活かしながら見つけていくとよいでしょう。

ボランティアに参加したいという行動と意思決定の流れは下記のとおりです。

  1. ボランティアで自分のできる許容範囲を知る
  2. ボランティアへの積極的な行動と意思決定
  3. 周囲との協調性を鑑みてボランティア行動を取る

ボランティア参加への行動や意思決定において、他人に対しての哀れみや感傷などの感情は行動の抑制や依存などの心理的影響を受けてしまうことがありますので、注意しなければなりません。

ボランティア参加への意思決定における心理的要因とは?

人は、ボランティアに対してどのような意識をもっているのでしょうか。ボランティアにおける意思決定には、次の3つの心理的要因が関係しています。

  • 自己愛
  • セキュアベースの構築
  • ラポールの形成によるメンタルブロックの回避

それでは、これらの心理的要因について詳しくみていきましょう。

もともと、人は自己愛が強いです。そのため、ボランティア活動を通して「いい人でありたい」という意識が働きます。ボランティア行動と自己愛との関係性については、長くなりますので本記事の後半で後述します。

他人からの信頼やセキュアベースなどの存在は、心理的に安らぎを感じ安心して生活できるために必要なことです。つまり、ボランティア活動を通して、他人の心の拠り所としてありたいという心理的要因が働きます。この心理的要因には他人からだけでなく、自分も依存してしまう危険性が伴うため、過度なボランティア行動を避けるためにも共依存しないようにする必要があります。

ただし、お互いを信頼し合うためにもラポールの形成は必要です。その理由は、メンタルブロックによる思考を回避するためです。ボランティア行動に移すためには、自分1人では無理なことも、ラポールの形成によって回避することができます。

ボランティア行動における3つの心理的制約要因とは?

次に、人はボランティア参加への行動や意思決定において、どのような考え方を持っているのでしょうか。ここでは、3つの心理的制約要因についてみていきましょう。

心理的制約要因① 社会的手抜き

ボランティア行動を円滑に行うためには、共同作業での課題遂行量を増やす必要があります。しかし、集団になればなるほど、フリーライダー(ただ乗り)する人が増えてしまうため、社会的手抜きが起こりやすいです。

心理的制約要因② 周囲からの理解が得られないことへの認知的不協和

ボランティア行動への意思決定において、集団での心理は大きく影響します。しかし、そこで周囲からの理解が得られなかった場合、認知的不協和によって不快感を覚えてしまうことがあります。

心理的制約要因③ ボランティアに対してのメンタルブロック

自分1人ではできないこともあります。ボランティアにおいて、過剰なストレスは行動を抑制してしまいます。つまり、メンタルブロックによるボランティアへの心理的制約要因も、行動に大きな影響を与えてしまいます。

ボランティアの行動者率と心理的影響を解析した結果は?

ボランティアの行動者率とは、総人口のうち、1年間でボランティア活動を実際に行った割合のことです。総務省統計局が発布している「平成28年社会生活基本調査-生活行動に関する結果-(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou.pdf)」によると、

  全体 男性 女性
行動者数 2943万8千人 1381万5千人 1562万3千人
行動者率 26.0% 25.0% 26.9%

(参考:平成28年社会生活基本調査-生活行動に関する結果-)

ボランティアに対して参加意識を持つきっかけの多くは、自発的な意思決定によります。しかし、時間の制約やメンタルブロック、集団心理などが影響して行動を抑制してしまうことがあります。

このような背景から、ボランティア行動率は全体の25%前後に留まっています。このデータは最新版として平成28(2016年)にまとめられた内容ですが、5年前の平成23年(2011年)と比較すると、全体の行動者率は0.3%低下しています。

それでは、ボランティア行動者率とメンタルにはどのような関係性があるのでしょうか。大きく分けて3つのことが挙げられます。

  • リフレーミングすること
  • アンダーマイニング現象の必要性
  • 集団心理によるバンドワゴン効果

ボランティアの基本は、自分で支援できる内容を理解して、無理のない許容範囲内で行動することです。しかし、ボランティア行動と意思決定において、抑制心理が働いた場合、視点を変えて捉える考え方が必要です。つまり、リフレーミングすることでボランティア行動への可能性が広がります。

また、ボランティア行動による報酬などの見返りを求めるわけにはいきません。そのため、報酬を得ることでモチベーションが減退するアンダーマイニング効果を感じられる人がボランティア行動に向いているといえます。

さらに、ボランティア行動を増進させるためにも、集団心理によるバンドワゴン効果は欠かせません。ボランティア参加に対して迷いが生じる場面でも、このバンドワゴン効果に引き寄せられて行動に移すケースも少なくありません。

ボランティア行動と自己愛の関係性とは?

ボランティア行動において、人は自己愛が働きます。その理由は、「いい人でありたい」と思う気持ちから物事を捉えてしまう人の本質が大きく影響します。しかし、自己愛だけでボランティア行動や意思決定を行うということではありません。

人は、「一貫性の原理」という考え方が心理的にプラスの影響を及ぼします。この「一貫性の原理」とは、1度決心した行動や発言、信念を貫き通すために段階的に物事に取り組んでいく考え方です。

まず、ボランティアに参加することで「いい人でありたい」と思ったときに、どのようにすれば他人から「いい人」として認められるのか考えます。このときに、何も考えずむやみやたらと行動しては物事がスムーズに進みません。そこで、ボランティアで小さな物事を達成するために、どのように取り組んでいけばよいのか考えるはずです。そして、小さな物事を達成し、そのいくつもの小さな物事がやがて大きな成果に繋がります。

このように、フットインザドアという一貫性の原理が働くことで、人の自己愛がボランティア行動や意思決定を左右するといえます。

まとめ

最後に、ボランティア行動や意思決定において、情報や状況を正しく理解することが大切です。ボランティア活動のなかで、予期せぬ出来事は十分あり得ます。人の心は、正常性バイアスが働くことで鈍感になりがちです。

「自分なら大丈夫」、「まだいける」、「今回は大丈夫だろう」などの安易な考え方は非常に危険です。集団心理による誤った判断や自身の深層心理によって、悪影響を及ぼさないようにするためにも、的確な判断ができるような環境を整えておくことが大切です。

 

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