ヨーグルトや漬物の乳酸菌が効くのは?その具体的プロセス

薬剤師著

新型コロナウイルスCOVID-19がパンデミックになり、にわかに注目を浴びているのが、

発酵食品の乳酸菌です。まだまだ、自粛や清潔の方が大事とされ、免疫力を高めるのが大事であるとする専門家は少ないですが、整理しておきましょう。意識高い人は、メカニズムがわからないと納得しませんから。

・乳製品以外の乳酸菌

ヨーグルトだけが、乳酸菌と言う印象を受けますね。コマーシャルでも、乳製品由来の乳酸菌飲料で風邪に打ち勝とうみたいに喧伝しています。そんな中、漬物だって、発酵食品で、乳酸菌が在る、ってご存知でしたか?しかも、漬物の持っている乳酸菌は、御存じ塩漬けですから、生物的には強塩。極めて過酷な環境です。

そう、生き物って、医療で0,9%生理的食塩水が使われる様に、ある程度の塩は不可欠だけど、濃過ぎるとNG。食事でも塩分の摂り過ぎは、いけないと指導されます。だから、強塩を生き抜く漬物の持っている乳酸菌は、乳製品由来のそれよりも、極めてパワフルなんですよ。だから、余計良いそうです。このパンデミックの事態、乳製品由来の乳酸菌飲料プラスアルファ漬物の乳酸菌を摂りましょう。

L.カゼイ・シロタ株を例に

ざっくり言いますと、乳酸菌:ここで挙げるのはL.カゼイ・シロタ株が、ナチュラルキラー細胞の活性=NK活性を、高めてくれるんです。

L.カゼイ・シロタ株を、毎日とか継続して摂取すると、NK活性が高まるのに一役買ってくれるのが、経験的にわかっては、いたんです。しかし、L.カゼイ・シロタ株が、果たして、どのようなメカニズムでNK活性高めてくれるのか?すなわち、摂取してから腸の壁:腸壁に於いて生ずる分子レベルでの解析はなされていませんでした。

ここで、今一度栄養吸収以外の腸の役割について述べます。実は腸、体全体から見ると半数以上にもなる免疫細胞が集結するようになっていて、別名最大の免疫器官、の称号が専門家の間ではあるんですよ。

で、食事なんかで摂られて腸にやってきたL.カゼイ・シロタ株は、腸壁において、そこで集結する免疫細胞とマッチング。免疫細胞のうち、マクロファージに捕食される=食べられます。

次の章で詳しく述べますが、L.カゼイ・シロタ株の特徴として、マクロファージに食べられてしまった際、この乳酸菌に固有のモノなんですが、マクロファージ内で分解されにくい細胞壁構造があるんで、マクロファージが消化するのに極めて手間がかかり、そのプロセスがマクロファージを大幅に刺激して、ナチュラルキラー細胞の活性=NK活性を、大いに高めてくれるっていう結果が生じるんです。

L.カゼイ・シロタ株のユニークさ

その乳酸菌について言及する前に、微生物の細胞の構造について解説しましょう。微生物に於いては、細胞質と外界を隔てる細胞膜の外側には、ペプチドグリカン層と名付けられたアミノ糖+ペプチドから成る多層になった構造が、見られるんです。細胞膜の外側の

ペプチドグリカン層構造が、微生物によって異なり、薄いのがグラム陰性菌で、厚くて強固になった細胞壁レベルのペプチドグリカン層を持つのがグラム陽性菌ですね。グラム?グラムさんって人が細胞を見易くする為に考えた染色法で、細胞壁が厚いゆえ良く染まるのがグラム陽性菌で真逆がグラム陰性菌です。L.カゼイ・シロタ株は、前の章で触れたようにマクロファージで分解されにくいから分厚い細胞膜を持っているイコールグラム陽性菌になります。

で、細胞壁の厚さ以外に、細胞壁に於いてはアクセサリーポリマーと称される多糖類が付いていて、これまた微生物によって構成されてる成分及び構造が違ってきて、その微生物の大きなキャラクターの違いとなっています。

その、多糖類。まあ顕微鏡で見たらルックスが違うのが特徴なんですが、生理学的には微生物の細胞壁の多糖類って、多種多様な生理機能を持つんです。例えば免疫調節作用(免疫が効き過ぎてアレルギーになるのを抑えるとか、真逆に活性化して病原菌・ウイルスに強くなる)とか、抗腫瘍効果なんかが備わっているんですよ。

この細胞壁+多糖のワンセットは多糖-ペプチドグリカン複合体と言われて、微生物をリゾチームなどの溶菌酵素で溶かせば、ペプチドグリカン断片+多糖に分かれます。

L.カゼイ・シロタ株の場合、この多糖が免疫調節作用を持っていて、病原菌・ウイルスを、やっつけてくれるんですよ。パンデミックの昨今、この生理機能が脚光を浴びているんです。

それで、コマーシャルなんかで腸に生きたまま届く乳酸菌とかアピールされる如く、生きていないとこの免疫が機能しないのか?いや、死んでも、分解されて出た糖鎖さえあれば、免疫に良い働きが在る。とのデータが多くあります。

・じゃあ、漬物の乳酸菌は?

前の章で、生物的には強塩の極めて過酷な環境で生きるから強いと書きましたね。そう、強酸の胃液をくぐり抜けて腸まで行きます。生きたまま、で、L.カゼイ・シロタ株のような糖鎖による免疫機能も期待できますし、生きている状態自体が悪玉菌をやっつけて、より良い腸内環境を作ってくれます。悪玉菌は、生活習慣病やアレルギー、精神疾患なんかの要因になる有害物質を出すので、これを駆逐すれば、新型コロナウイルスCOVID-19をやっつけるだけではなく、より健康になれるのです。

まとめ

やはり、新型コロナウイルスCOVID-19収束にはワクチンや特効薬の開発が先決です。しかし、第2波に間に合うか?わかりませんし、目下有効なケースもあるアビガン・レムデシベルの様に副作用で投与出来ない人も多く出るかもしれません。ですから、食品などで有効なモノは活用すべきです。

 

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